期待のメダカから採った卵。
気づいたら減っていることよくありませんか?
原因から対策まで考えていきましょう
1. 意外な原因
メダカの稚魚がいなくなる原因は意外なものがあります
・孵化したては針子と呼ばれる状態で、名前の通り針の先端のように細く小さいです。
お腹に2~3日分の養分を蓄えていますが、その後は食べるものがないといけません
とにかく小さいエサが必要となりますが、気づかずに大きめのエサを与え続けると
食べることができず餓死してしまいます
産まれる時期がちがったり、順調に育ったりと成長にはバラつきがみられます.
かなりの差がある場合だとすぐに食べられてしまい、全然針子が産まれてこないように見えてしまいます
針子~稚魚までぐ力が弱く、襲われた場合は逃げることがほぼできません。
主な外敵は、ボウフラ・ヒドラ・ヤゴなどです
生後1か月半くらいまでは混入しないよう注意が必要です
よく聞くのが1Lに対して1匹と言われています 針子~稚魚の場合は、3~4倍でも大丈夫でしょう
しかし、そのまま育てているといつの間にか1Lに対して1匹ほどに淘汰されていってしまいます
屋外で飼育している場合、雨が降ってきて水があふれることがあります
針子や稚魚は水面あたりにいることが多いので、あふれる水と共に流されてしまうことがあります
気づきにくく、確実に減っていくので雨が続くときは注意です
2. 傾向と対策
活餌であればミジンコ、ゾウリムシ、ブラインシュリンプなど、 他には光合成細菌やウォーターフードなどの微生物も良いです
とにかく常に食べ物がある状態のほうが成長が早くなること間違いないです
ここでいう選別とは大きさ分けのことです 成長が早い大きめの稚魚を別にすることで共食いを阻止できます
そして、まだ小さい稚魚へエサを行きわたらせストレスを軽減します コツは細かく何回にも分けて行うことです
針子や稚魚は水面近くを泳ぐので、表面積が重要で深さはそれほど必要ではないです
外敵や育ちの早い稚魚から隠れられるホテイ草のような浮草があればなお良いです 低床を敷くのも微生物が住み着くのでオススメします
雨での流出を防ぐためにはあふれる前に排水しないといけません 横穴を開ける方法もありますがスポンジなどを詰めておくなど工夫が必要です
3. まとめ
・稚魚がいなくなる原因は餓死、共食い、流出など意外なものが多い
・グリーンウォーターやミジンコ、ゾウリムシや光合成細菌などで常にエサがある状態にする
・大きさ選別を細かく行い、表面積の広い容器でオーバーフロー対策をする
・とにかく弱いの一言なので気にかけるしかない